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【30分SS】お題「都道府県」~美味しい国、ニッポン~ #imas30SS

「うーん…やっぱ千葉だなぁ」
「真ちゃん、どうしたの?」
「あ、雪歩…」
 お茶を運んでいた雪歩が真がパソコンを見て考えているのに気づき、声をかけていた。
「プロデューサーにさ、魚も醤油も美味しい県を探しだしてこいって言われてさ。ボクは千葉県だと思うんだけど…」
「うーん…お茶だったら詳しいんだけどなぁ。あ、そうだ」
「知ってる県があるの!?」
「じゃないんだけど、知ってそうな人なら…」
 そういって、雪歩は携帯電話で誰かに電話し始めた。
「うん、うん。じゃあ、帰りに事務所で。じゃあね」
「誰に電話?」
「今日の帰りにはわかるよ♪」
 そう言って、お茶を小鳥さんのデスクに持っていった。

 帰りの時刻。
「じゃ、お疲れさん。真、その課題は明日の朝までな」
「あ、はい。じゃ、お疲れ様です」
 プロデューサーは約束があるのか、そそくさと帰ってしまった。それから少しして
「さぁ皆のスーパーアイドル、水瀬伊織ちゃんの帰還よ!」
「げぇ!?伊織!」
「何よ。って、それよりも、アンタ醤油と魚の美味しい県を探してるんですって?」
「うん。プロデューサーに出された課題でさ…」
「随分簡単な課題じゃない。答えは千葉県よ。特に、醤油であればヤマサかヒゲタね」
 伊織がパッパと答えてくれる。
「美味しい魚は…そうね、秋口の秋刀魚とか銚子漁港で揚がる美味しい魚の一つよ」
「そうなんだ。まだまだ勉強が足りないなぁボクも…」
「これは勉強なんかじゃ得られない知識よ。実際に食べて、味わって、それで初めて分かる事なの」
「つまり…ボクはもっと色々なところに行かなきゃいけないってこと?」
「ま、そういう事ね♪あ、でも……」
 伊織が少し考える。
「よく考えたら、これって答えがないのかもしれないわね」
「え?」
「だってほら、人によって味の感じ方は違うし、土地によって食べ方も様々でしょ?どこが美味しいかなんて決められないわ」
 伊織はそう言って、給湯室の冷蔵庫にオレンジジュースを取りに行ってしまった。そして、真は考えに考え翌日…

「プロデューサー、答えが見つかりました」
「ほう?言ってみろ」
「答えは…解なしです。全ての都道府県で違う食べ方があって、それぞれに適した味がある。だから、解はありません」
「真…正解だ!!よくその答えにたどり着いたな…俺は嬉しいぞ…!」
 そして、この日真は銚子へ旅の取材に。美味しい海の幸を堪能するのであった。
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