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【30分SS】温泉旅行 #imas30SS

 僕の名前は秋月涼。イケメンになりたい高校1年生だ。だけど今は…
「涼さーん!一緒に温泉入りましょうよー!」
「ぎゃおおおおおおおおおおおおん!」
「逃がしは、しない?」
 僕は何故か社長の方針で女の子としてアイドル活動をしている。女装が似合いすぎて誰からも男だとは思ってもらえていないのだった。
「ふ、ふたりとも…あ、私ちょっとお腹痛いから」
「ウソは、よくない」
「そうですよ!もしかして涼さん、私達が嫌いなんですか?」
「そ、そういうわけじゃないよ!」
 逃げ道がどんどん塞がれていく。正直に言うと、二人と温泉に入ったらいろんなモノがプッツンしてしまいそうで怖いのだ。
「どうしたの?」
「あ、まなみさん」
「聞いてくださいよー涼さんが私達と一緒に温泉に入らないっていうんです!」
「んー、そういう人もいるんじゃないかな?一人で入ったほうが落ち着くっていう人もいるし」
「そ、そうだよ!だから、ね?」
 納得したのか、愛ちゃんは引き下がって絵理ちゃんと温泉に向かった。
「ありがとうございますぅ…」
「男の娘も大変ね~」
「ホントですよ…」
 でも、僕の女の子デビューに賛成したのまなみさんですよね!?と言おうとしたが、なんか嫌な予感がしたのでやめておいた。
「ふーん」
「お、尾崎さん?」
 何を思ったのか、尾崎さんは僕のスカートをいきなりめくってきた。
「ぎゃおおおおおおおおん!?」
「…生えてるわね」
「だって涼くんが本当の呼び方ですから」
「つまり…さっきの話は本当だったと」
「聞いてたんですか…」
 尾崎さんの目が何よりも冷たくなるのがわかった。
「他に知ってるのって社長だけよね?」
「そうですけど」
「いい。絶対に絵理達にバラさないこと。男だとバレたら事務所にいられなくなるわよ」
「で、ですよねー…」
 こうして夜は更けていった。僕が男だと世に伝わるのは、これから一ヶ月後のことである。

お題「男の娘」
縛り「登場アイドル3人以上」
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